東京ノスタルジア

看板建築、出桁造り、下見板張り、レトロビル、土木遺産などを記録するブログ。

細田ガラス店 板橋区板橋

旧中山道、板橋一丁目交差点際にあったガラス店。角地にマッチした曲面を用いたモダンなデザイン。戦災焼失地域なので戦後築と思われる。現在ラグゼナ板橋というマンションに建て替えられ、現存せず。板橋区板橋1-34 2017.9.10撮影

森久保薬舗 八王子市横山町

甲州街道沿いにあった看板建築の薬店。2017年8月に閉業後解体され、現存せず。八王子市横山町9-18 2017.6.19撮影

東栄金属株式会社 ほか 中央区八丁堀

鍛冶橋通りから南に入った路地にある看板建築。地味だがアール・デコ風のパラペット装飾が目を引く。中央区八丁堀4-9 2020.1.25撮影

玉林尚古堂 港区虎ノ門

桜田通り沿いにあった古美術店。隣のATMコーナーと共に解体されて現存せず。港区虎ノ門3-17 2017.2.12撮影

田畑食品 所沢市東町

所沢市、ファルマン通り交差点の裏手にあったアイスクリーム問屋のたてもの。所沢東町地区第一種市街地再開発事業に伴い解体された。所沢市東町12(すでに街区ごと消失)2015.12.13撮影

大井町駅至近の雑居ビル 品川区東大井

大井町駅の東側に建つ雑居ビル。テナントはほぼいない状況であろう。Googleストリートビューで確認したが現存しているようだ。品川区東大井5-16 2015.9.22撮影

ユタカ商店・(有)森貞(もりてい) 台東区小島

この周辺は戦災被災を受けていない地域だが、さすがに清洲橋通り沿いは戦前の木造建築も少なくなっている。その中でファサードのかたちはそれぞれ改変されているが、 銅板貼り看板建築の名残をとどめているたてものがこちら。台東区小島1-6 2017.12.13撮影

三英印章 ほか 杉並区西荻南

西荻南中央通り沿いにあり、蛇腹を使って三層となっている看板建築。パラペットは山形模様に塗り分けられ、二階部分はスクラッチタイルを貼っている。「杉並たてもの応援団が選ぶまちかどの名建築」(2017)によれば、昭和5(1930)年築。杉並区西荻南2-24 2…

S邸 台東区東上野

角地に建つ出桁造の旧商家。最後は美容室だったと思われる。2018年に周囲の数軒のたてものと共に解体、現存せず。台東区東上野5-5 2018.7.30撮影

石川硝子店 豊島区池袋本町

池袋から板橋・仲宿方向へ向かう古い道沿いにあるプリミティブなスタイルの看板建築。2018~2019年の間に解体され現存せず。このあたりは戦災焼失地域なので、戦後すぐのたてものであったのだろうか。2017.9.10撮影。豊島区池袋本町3-2。

大黒屋・あさのや 品川区北品川

品川駅東口の再開発で整備された高層ビル群を南に抜けると、昭和初期に埋立が完了したエリアがその当時の雰囲気を残したまま存在する。目黒川の改修と河口のつけかえに伴う土砂による埋立で、東側の比較的大きな区画には近隣の歩行新宿から移転してきた料亭…

カネボウ化粧品 ハシモト 品川区東大井

旧東海道沿いにあったモルタル仕上げの看板建築。パラペットの幾何学模様がモダンな印象。2014~2015年の間に解体され現存せず。品川区東大井1-32014.4.19撮影

綜合食堂 いづみや 渋谷区笹塚

笹塚、十号通り商店街にあった大衆食堂。2011年頃には閉業していた模様。2017年に解体され、現存せず。馬蹄形のカウンターが印象的な店であった。渋谷区笹塚2-10 2013.5.12撮影

スイル窯 中野区東中野

東中野駅南側の住宅地にあった陶芸家のアトリエ兼教室。「中野を語る建物たち 中野区大正期・昭和前期建造物調査報告書」(2011年)によると大正年代の建築。フランス瓦を用いた平屋の洋風住宅だがおそらく2018年中に解体された。中野区東中野1-26 2017.8.23…

道歯科医院 豊島区長崎

西武池袋線椎名町駅にほど近い場所にあった旧歯科医院の遺構。洋館の医院建築の裏には母屋と思われるモルタル仕上げの木造建築があった。2017年に解体され現存せず。現在はcasa de michiというマンションになっている。豊島区長崎1-6 2017.7.12撮影

O邸 豊島区雑司が谷

雑司が谷・弦巻通り沿いにあった出桁造りの旧商家。2018~2019年の間に解体。現雑司が谷すきっぷ保育園。豊島区発行の広報としま635号(1986年)に、先代が八百屋を営んでいたとの記載あり。豊島区雑司が谷2-25 2017.5.8撮影

中央築地六郵便局 中央区築地

メダリオンが印象的な看板建築の郵便局。残念ながら2019年に解体され現存せず。中央区築地6-8 2017.5.5撮影

祠を抱える喫茶店 台東区浅草橋

浅草橋・左衛門橋通りの路地裏にあった看板建築の喫茶店。2016~17年の間に解体され、駐車場になっている。それに伴い祠も撤去されたが、どこかに合祀でもされたのだろうか。台東区浅草橋4-9 2012.5.13撮影

石出屋酒店 豊島区長崎

池袋モンパルナスの痕跡を求めてこの周辺を歩いていた時に見つけた仕舞屋。Googleストリートビューによると、2009年頃までは営業していたようだ。豊島区長崎2-32 2019.9.28撮影

音羽の六軒長屋 文京区音羽

音羽通りの東側の路地裏に、一部に木製ベランダを架けた長屋がある。高層マンションが立ち並ぶ表通りとはまるで別の街のような雰囲気だ。文京区音羽2-3 2019.9.28撮影

株式会社東京サンジョイント 中央区日本橋箱崎町

モルタル仕上げ+下見板張りの事務所併用住宅。水天宮ピット(旧箱崎小→旧日本橋高校)近くでビルに囲まれながら懐かしい佇まいを残している。中央区日本橋箱崎町142019.9.8撮影

(有)ロックサービス城南 大田区南千束

典型的な銅板貼り看板建築。状態も良く、現役店舗として使われているようだ。大田区南千束1-23 2019.8.4撮影

佃の寄棟造三階建看板建築 中央区佃

清澄通り沿いに建つ銅板張り看板建築のひとつで、三階部分の前後にルーフバルコニーがある造りになっている。日本オウキッド漁業、田中商店/佃2丁目 - ぼくの近代建築コレクション によると、以前は日本オウキッド漁業というテントが張られていたようだ。隣…

護国寺の旧陸軍省境界標石

護国寺西交差点の際に旧陸軍省境界標石が遺っている。このビルの裏手は音羽陸軍埋葬地であった場所で、第二次大戦後整備され護国寺によって管理されている。文京区大塚5-40 2019.4.14撮影

旧林ランドリー 杉並区和田

中野鍋屋横丁から妙法寺に向かう古道、堀之内妙法寺道沿いにあるモルタル仕上げの看板建築。並びの理容店とともに既に仕舞屋状態であった。2017~18年の間に解体され現存せず。杉並区和田1-61 2016.3.26撮影

正札堂化粧品店 所沢市元町

県道179号線元町交差点のそばにある現役の化粧品・雑貨店。モルタル人造石洗い出し仕上げで石造建築を模した看板建築。昭和2~3年(1927~28年)頃の建築とされる。所沢市元町23 2019.6.16撮影

斉藤不動産 豊島区南大塚

大塚駅から小石川方面に抜ける都道436号線沿いにあった下見板張りの店舗併用住宅。撮影時には既に仕舞屋状態であった。2014年~2015年の間に解体され現存せず。現在はエヴァーグリーン大塚というマンションになっている。豊島区南大塚2-39 2012.6.26撮影

星野屋商店・老饕檯 港区白金

白金北里通り沿いは戦災の被害を免れ、大正から昭和初期のたてものが現存している地域であるが、その中で北側に看板建築の二軒長屋が二棟並んでいるうちのひとつ。モルタル仕上げのパラペットには夕顔と巻物と思われる装飾が施されている。港区白金5-14 2019…

旧みどりや食堂 所沢市上山口

西所沢から武蔵村山方面に抜ける県道沿いにある大衆食堂の遺構。所沢市上山口2019.5.26撮影

旧理容クリヤマ、他 中央区佃

佃大通りから北東に向かう路地に入ったところにある旧理容店で、出桁造りの二軒長屋である。モルタルのベランダを立ち上げ、そこを看板としている。一階側面のラウンドトップの窓枠は、モダンな理容店を建築当時は印象づけさせたのではなかろうか。中央区佃2…