東京ノスタルジア

看板建築、出桁造り、下見板張り、レトロビル、土木遺産などを記録するブログ。

岩瀬博美商店 中央区銀座

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古くは木挽町と言われた銀座の東側のエリアは、戦災を免れた建築が点在している。
クラッチタイルを身に纏ったこの建物は昭和3年(1928年)中村庸二設計のもの。
中村庸二については孫の耕三氏によるこちらが詳しい。
中央区銀座1-28 2017.6.12撮影

ヨシケイハウスほか 杉並区高円寺南

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高円寺駅南口を出て、桃園川緑道を越えルック商店街に入ると戦災焼失していないエリアになり、現在でも希少ながら古い建築が残っている。
その中でもこちらの銅板貼り看板建築は装飾も凝っていて見応えがある。
右側のヨシケイハウスは以前東洋シューズという靴店、左側の現在仕舞屋になっている
方は西村屋書店という古書店だったようだ。
杉並区高円寺南3-35 2018.5.20撮影

光陽楼ほか 台東区根岸

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台東区・金杉通り沿いは戦災を免れた地域だったので、近年まで出桁造りや看板建築の商家が残存していた。マンション建設などでその数も減少しており、この二軒長屋は二棟残る銅板張り看板建築のうちの一つ。台東区根岸3-1 2018.2.28撮影

鳳山酒店 文京区目白台

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清戸道(現目白通り)沿いに建つ大正12年(1923年)築の出桁造りの商家。
西側(写真右)の路地を入ると有名な富士見坂・日無坂である。
文京区目白台1-15 2017.12.4撮影

大塚 鳥忠 豊島区北大塚

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大塚駅から近くビル化が進むこの地域であるが、看板建築の大衆酒場が残っている。
創業40余年ということなので、建築当時は別の業態だったかもしれない。
豊島区北大塚2-13-5 2017.9.10撮影

【遠征編】森田金物店(旧千代田屋) 静岡県三島市

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昭和5年(1930年)の北伊豆地震で大きな被害を受けた三島町(現三島市)。
復興の中で、三嶋大社を中心とした地区に看板建築が多く建てられた。
パラペットが半円状にカットされたデザインが特徴的なこの店舗は、当初洋品店で
あったという。昭和7年(1932年)築。三島市中央町4-6 2018.1.10撮影

魚玉 渋谷区渋谷

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渋谷・金王八幡宮そばにある元鮮魚店。今では名前を変えず持ち帰り弁当店になっている。数年前まで鮮魚 魚玉と書かれた白看板が掲げられていた。
渋谷区では希少な銅板貼り看板建築である。渋谷区渋谷3-2 2018.5.7撮影