東京ノスタルジア

看板建築、出桁造り、下見板張り、レトロビル、土木遺産などを記録するブログ。

ビルの谷間の銅板張り看板建築 千代田区神田神保町

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靖国通りの南側、文字通りビルの谷間に奇跡的に残っていた看板建築。パラペットに円形のレリーフの跡らしきものが見られる。
1954年7月の火災保険特殊地図では「ますや米店」、遡って1951年7月の火災保険特殊地図では「まつや主食販売所」。家主の姓に「松」がつくのでこちらが正しいかも。
2018年〜2019年の間に解体され、現存せず。
千代田区神田神保町3-25 上2017.6.18撮影、下2018.7.18撮影

早稲田通り沿いの看板建築群 新宿区高田馬場

商業集積度の高い高田馬場駅周辺を離れると、つい10年ほど前でも銅板貼りの看板建築が早稲田通り南側に点在していた。既に仕舞屋となっていた物件がほとんどであったが、荒木商店・一英堂を最後に全て解体されてしまった。以下はいずれも2009.4.19撮影。

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荒木商店・一英堂 新宿区高田馬場4-29 現在はヴェルデュール高田馬場というマンションになっている。2枚目の写真は2014.1.5撮影。右側の建物は解体され、コインパーキングになっていた。DSCN1204

新宿区高田馬場4-38 現在はジェムストーン高田馬場というマンションになっている。

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新宿区高田馬場4-39 現在はK&Pビルになっている。

Y邸 中野区沼袋

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中野区沼袋4-36  現存せず。2017.3.12撮影、その直後に解体されてしまった模様。
1935年頃の建築で、急勾配の屋根が印象的。三角屋根の洋館として親しまれていたという。