東京ノスタルジア

看板建築、出桁造り、下見板張り、レトロビル、土木遺産などを記録するブログ。

三英印章 ほか 杉並区西荻南

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西荻南中央通り沿いにあり、蛇腹を使って三層となっている看板建築。パラペットは山形模様に塗り分けられ、二階部分はスクラッチタイルを貼っている。
「杉並たてもの応援団が選ぶまちかどの名建築」(2017)によれば、昭和5(1930)年築。杉並区西荻南2-24 2019.3.25撮影

 

石川硝子店 豊島区池袋本町

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池袋から板橋・仲宿方向へ向かう古い道沿いにあるプリミティブなスタイルの看板建築。2018~2019年の間に解体され現存せず。このあたりは戦災焼失地域なので、戦後すぐのたてものであったのだろうか。2017.9.10撮影。豊島区池袋本町3-2。

大黒屋・あさのや 品川区北品川

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品川駅東口の再開発で整備された高層ビル群を南に抜けると、昭和初期に埋立が完了したエリアがその当時の雰囲気を残したまま存在する。目黒川の改修と河口のつけかえに伴う土砂による埋立で、東側の比較的大きな区画には近隣の歩行新宿から移転してきた料亭、西側の小さな区画には写真のような商店や住宅が立地していた。
当然大きな区画の方から建て替えがすすみ、現在東側はマンションやオフィスになっている。
なおこちらの商店群も2017~18年に解体され、裏手にある木造民家が残るのみになった。品川区北品川1-21 2014.8.30撮影

カネボウ化粧品 ハシモト 品川区東大井

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旧東海道沿いにあったモルタル仕上げの看板建築。パラペットの幾何学模様が
モダンな印象。2014~2015年の間に解体され現存せず。品川区東大井1-3
2014.4.19撮影

綜合食堂 いづみや 渋谷区笹塚

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笹塚、十号通り商店街にあった大衆食堂。2011年頃には閉業していた模様。
2017年に解体され、現存せず。馬蹄形のカウンターが印象的な店であった。
渋谷区笹塚2-10 2013.5.12撮影

スイル窯 中野区東中野

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東中野駅南側の住宅地にあった陶芸家のアトリエ兼教室。「中野を語る建物たち 中野区大正期・昭和前期建造物調査報告書」(2011年)によると大正年代の建築。
フランス瓦を用いた平屋の洋風住宅だがおそらく2018年中に解体された。
中野区東中野1-26 2017.8.23撮影